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寒さに負けない
Time 2014年1月1日
寒さが厳しくなるにつれて、様々な病気が発生するリスクも高くなります。特に、血管収縮による血行不良や血圧上昇、又は関節の痛み等にはご注意ください。今月のコラムは「寒さ対策」についてです。どうぞご覧ください。
 
 寒さに負けない
冬場に増加する病気·寒さ対策
 
冬に多い病気
 
寒さで血管が収縮すると血行不良や急激な血圧変動が起こり、様々な病気の引き金となります。本コラムでは特に寒さによる血管病気や関節痛についてお話します。
 
寒さと温度の変化が血管の負担を大きくする
 
冬に起きやすい病気には、寒さそのものが原因する場合と室内外の気温差が原因となる場合があります。第一に冬の寒さが及ぼす影響は、人の体温調節方法と深く関わっています。体温調節の方法は、夏と冬で異なります。夏は汗が蒸発するときに体から熱を奪い、体温の上昇を防ぎます。同時に皮膚の表面近くの血管が拡張し、血管からも体温を逃がしています。反対に、寒い冬には真皮の中にある立毛筋が収縮して毛穴や汗腺の穴を塞ぎます。このとき皮膚にできるのが鳥肌で、体の表面の穴を閉じて体から熱が逃げるのを防ぎます。さらに、交感神経が緊張して血管を収縮させ、血流量を減らして皮膚から体温を逃がさないようにします。このとき血管収縮によって血行不良が起こるため、血圧が上昇しやすくなります。
 
第二に、冬は寒さだけでなく、生活上の温度変化が血管に大きな負担をかけています。暖かい場所から寒い場所へ移動すると血圧が急激に上昇するなど、血圧が大きく変化します。大きな温度差は血圧に影響を与え、心臓や脳での血管障害をもたらすことがあるのです。暖かい部屋から寒い屋外への移動、家の中でも場所によって温度差が発生しているところもあります。玄関やトイレ、風呂場、脱衣場などへの移動や、夜中にトイレに行くときなどは注意が必要です。そして冬場に急増するのが、脳出血や心筋梗塞などによる突然死です。
 
寒さと関節痛
 
冬は暖かい季節と比べて、腰やひざなどの関節に痛みやしびれを訴える方が多くなります。
 原因はいろいろありますが、寒い冬の関節の痛みは、冷えによる血行不良が原因の一つと考えられます。寒さで血行が悪くなると関節周辺の筋肉が強張ってしまうため、腰やひざなどの関節に普段以上に大きな負担がかかってしまいます。これが冬になると関節が痛む理由です。
 寒い時期に関節をいたわるには、体を冷やさないようにするのが基本です。そのためには、まず部屋の中を暖かくしておくことが肝心です。手元にはいつも上着を一枚用意するようにし、寒い場所へ移動する際には関節が冷えないような服装を心がけましょう。このとき、腰やひざなどの関節を冷やさないようにすることが重要です。服装だけでは温めにくい部分ですので、腹巻きやサポーターなどを利用するのもおすすめです。また、お風呂で体を温めることで血行が促進され、冷えの予防にもつながります。湯船の中で軽いストレッチを行うのもよいでしょう。
 日々の習慣から関節を気づかうことで、冬場の関節痛を防ぎましょう。
 
冷えを防ぐ5つの習慣
 
服装:外出先での急な冷え込みにも対処できるように、マフラーや手袋を用意しておきましょう。
 
サポータ―類を利用して膝などの関節を冷やさないようにし、靴下やレッグウオーマなどでふくらはぎから足首を温め、心臓から足先へ向かう血液の冷えを防ぎましょう。
 
入浴:ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。足湯や半身浴が効果的です。
 
食事:栄養バランスの良い食事を1日3食摂りましょう。体の中から温まる食事を摂りましょう。寒い地方や冬が旬の物が良いと言われます。にんじん、ゴボウ、レンコン、ニラ、カボチャ、ネギ、生姜、唐辛子、にんにく、栗、くるみ、味噌、醤油、紅茶など。
 
運動:適度な運動を心がけましょう。
 
睡眠:脳を規則正しい良質な睡眠を保証しましょう。