現代人はよくない生活習慣の積み重ねによって、生活習慣病が引き起こされやすいです。その中で、糖尿病は肥満やストレスなどによって発生した生活習慣病の一種です。患者が多くて、しかも毎年増えていきます。生活習慣を見直し、よい食事や運動習慣を育成することが大切です。今月のコラムは糖尿病についてです。どうぞご覧ください。
糖尿病は、インスリンというホルモンの分泌不足、あるいは働きが不十分なために起こります。インスリンは血液中のブドウ糖を、細胞の中に送り込む働きをしていますから、これが十分働いてくれないと、血液中のブドウ糖がふえて高血糖という状態になり、それが持続するのが糖尿病です。
糖尿病の症状は
糖尿病の初期はほとんど症状がありません。病気が進行すると、のどが渇く、水をたくさん飲む、尿が多くなる、尿に甘酸っぱいにおいがする、疲れやすくなる、やせてくる、皮膚がかゆい、できものが治りにくい、などの症状がでてきます。
糖尿病のいちばんの原因は肥満であると言われます。たくさん食べて肥っていると、どうしても血液中のブドウ糖が多くなります。その状態が持続すると、いつのまにか体のほうは血糖の高いのが正常であると思い込んでしまい、インスリンの分泌が減ったり働かなくなったりするのです。最近は、ストレスも糖尿病の重要な原因と言われています。ストレスがかかった状態というのは、体が活動している状態ですから、そのエネルギー源としてたえず血液中にブドウ糖を供給しています。もう1つ、遺伝的素因も重要です。
糖尿病を放っておくと、どうなりますか?
合併症がでてしまいます。主に以下の合併症があります。
脳梗塞 脳卒中 心筋梗塞 糖尿病腎症 糖尿病網膜症
皮膚の病気 感染症 糖尿病神経障害
糖尿病の予防方法は?
糖尿病を予防するには、食事療法と運動療法が大切です。
食事療法のポイント:
食べ過ぎないことと、栄養のバランスをとることが大切です。それにはまず、ふだんの食事でこんなことに気をつけましょう。
野菜はたっぷりとりましょう。 食事は決まった時間に、時間をかけて食べましょう。
甘いものや脂っこいものは食べ過ぎないでください。 薄味にしましょう。
多いときは残りましょう。 調味料はかけずにつけましょう。
一人分ずつ、取り分けて食べましょう。 お茶碗は小ぶりのものを使いましょう。
ながら食いはやめましょう。 食品のエネルギーを知りましょう。
運動の工夫
外出するとき、少しだけ早めに歩く
遠回りして歩く距離を増やす
買い物は歩いて、買いだめをせずこまめに行く
3階までなら階段を使う
1日1万歩を目標に歩く
週に1度くらいは、隣の駅まで歩いてみる
周囲の風景などを楽しみ、観察しながら歩く
テレビを見ながら、ストレッチをする
泳げなくても、水中を歩く
糖尿病の治療法とは?
糖尿病にかかった場合、医師に従って、食事療法と運動療法を貫くほか、人によっては薬物療法も必要です。
主な薬物療法は、血糖を下げるための血糖降下薬という飲み薬と、インスリンがほとんど分泌されない人や不足の人のためのインスリン注射があります。