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中風の紹介
Time 2014-02-28

        私たち人間にとって大切な、話したり考えたりする脳。その脳を冒すさまざまな病気の中で、最も多いのが「脳 卒中」です。脳卒中の「中」とは「あたる(当たる)」の意味です。突然に手足が動かなくなったり、言葉が話せなくなったりするため、昔は「悪い風」にあたったと考えて「中風」と呼んだり、「悪い気」にあたったと考えて「中気」と呼んだりしていました。急に脳があたるという意味で、現在でも脳卒中と呼ばれています。脳卒中とはひとことで言えば、脳の血管の病気です。

  現在のおおよその状況をお話しすると、脳卒中の総患者数は約147万人で、がん患者よりも多く、そのうち入院患者数は約十七万人です。入院日数も一人平均110で、心臓病など他の病気に比べて長いです。寝たきりのお年寄りの約四割が脳卒中の患者で、脳卒中による後遺症が大きな問題となっています。また、食事や生活習慣の変化に伴って脳梗塞の発症数が脳出血の発症数を大幅に上回るようになっています。脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の三つは「三大脳卒中」と呼ばれています。

  中風前兆(先兆)とは、一過性脳虚血発作のことです。一部とは局在性、可逆性の脳虚血で、突然発症して神経機能が失われ、24時間以内にその症状は完全消失します。一部の患者は数年以内に脳梗塞を発症するので、脳血管障害の危険信号といえます。

  脳虚血発作の症状は虚血の位置により異なりますが、突発、一過性、反復、老年の四点に概括できます。

 ①突発――局在性の神経機能の虚血症状、例えば、片方の肢体のしびれ、感覚異常、失語、めまい、眼がかすむ、昏倒、運動失調、筋力低下、同名半盲、構音障害、などの症状が数秒以内の早い速度で突然出現する。

 ②一過性――症状は重いが、24時間を越えずに素早く消失する。後遺症が残ることはなく、24時間後以降     に検査しても何の陽性も残さない。

 ③反復――原因が除去されない限り、症状は反復して出現し、且つ発作は1回1回重くなる。

 ④老年――発作は動脈硬化をベースに出現する為、一過性脳虚血の患者は50歳以上の人に多い。

  脳虚血患者は響し、中風病の再発を招きかねないのです。早めに治療すべきで、決して見逃してはなりません。脳虚血は脳卒中の早期警報として重視すべきものです。その治療の目的 は、より大きな脳梗塞の発生を予防することに有るのですから。 

  中風の病因,発病機序は違うので、予防の重点も違いますが、大部分の中風病患者は動脈硬化が根底にあり、また多くは老年で再発率はとても高いです。 それでは脳卒中の再発を予防する為に、日常どんなことに気をつけたらいいでしょう?

  ①先ず、心を穏やかにすること。伸び伸びとして心地よく愉快でいること。精神の乱れは病気の主要な原因のひとつです。

  中国の古書『黄帝内経』には、“余知百病生干気也,怒則気上,喜則気緩,悲則気消,恐則気下,驚則気乱,思則気結”とあります。憤怒は気血を上逆させ、喜び過ぎると気が緩み散って制御できない、悲しみすぎると正気が消耗し気虚無力となり、恐れ過ぎると気は下に逃げ、驚きうろたえると気の流れが乱れ、あれこれ思慮し過ぎると正気は留まって通らない、と云っています。つまり強い情緒の刺激は健康に良くないのです。特に中風病人は過激な情緒変化を避けねばなりません。悲観や失望、抑鬱、激怒などはみな中風患者の体に影響します。

 ②高血圧にならないように気をつけることです。普段から塩分の摂りすぎや過度の肥満に注意する必要があります。

 ③そのほかの注意点としては、寒さや急激な温度変化、ストレス、過労、睡眠不足を避けること、便通をよくしていきみを避けることなどが挙げられます。 

 ④食事をはじめとした生活習慣を見直し、運動を行い健康維持に努めることが大切です。